今年の暑さは例年よりさらに酷暑であると感じます。
「世界一暑い場所」として知られるアメリカのデスバレーで8月16日に54.4度を記録しました。
日本のわたしたちが住む地域でも、外気温を測定した際に40度を超すことがあるなど、地球温暖化が本当に身近な問題であり、危機レベルに達していることを肌で感じます。
また、地球温暖化がもたらす脅威として、近年の台風の強大化や、オーストラリアで起きた大規模火災が実例としてあげられますが、今後さらに大きな危険にさらされることが予想されます。
わたしたちがお野菜を入荷しているオーガニック農家さんも、作物に病気が広がったり、台風の被害に遭われたりと、自然に寄り添って生産することの難しさを感じることが多いです。
日本は気候変動による自然災害の影響も多いのに、温暖化対策は、世界に遅れていると批判されています。
それは、石炭火力発電所を新設する計画が多くみられることや、G7(主要7か国)の中で唯一「途上国への石炭火力発電所の輸出を公的に支援していること」にみられるように、CO2削減よりも石炭火力発電所からの安定したエネルギー供給をより重視している姿勢のためです。
日本では、東日本大震災の影響で各地の原発が止まったあと、その分を埋め合わせようと価格が安定していた石炭火力発電が一気に増えました。
また、産業界としては「いま石炭火力発電所を減らすと電気代が高くなることにつながる」として石炭火力発電所の削減を強く反対していることも要因しています。
安定した安い電力や、それに伴う快適で便利な生活を求めているのはわたしたち消費者です。
それを追求した結果、危機的な気候変動を迎えているのであれば、わたしたちは生活を根底から見直す必要があります。 それはやはりエネルギーを節約することです。
・照明や電化製品をこまめに消す、クールビズ・ウォームビズに取り組み冷暖房の使用を控えるなど、電力の節約に努める
・自家用車の使用を控えて公共交通機関や自転車を利用すること。 ・プラスチック製品の使用を減らす
・省エネに対応した製品を選ぶ ひとつひとつは小さなことに感じますが、賢明な消費者が増えることは企業方針にも影響を与えます。
この美しい地球を次世代に繋いでいくために、まず1歩ずつ活動していきましょう。