私たちはパンや麺類など毎日のように小麦製品を消費しています。
価格もとてもお手頃ですが、そのほとんどの小麦粉が海外産、主にアメリカ、カナダからでプレハーベスト(収穫前農薬)、ポストハーベスト(収穫後農薬)処理されています。 子供たちに安心安全な食品を! 毎日少しずつでも国産小麦製品を選びましょう~
小麦製品のグリホサート残留調査1st
農民連食品分析センター https://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/glyphosate/wheat_flour_1st/index.html
食パンのグリホサート残留調査
農民連食品分析センター https://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/glyphosate/wheat_bread_1st/index.html
〇 小麦で、これほど高い頻度でグリホサートが検出される理由は、 日本が小麦を輸入するこれらの国では、収穫前にグリホサートを散布する「プレハーベスト処理」が行われているからのようです。
収穫前の小麦に対してグリホサートを散布することによって、雑草が枯れ、機械作業性などが改善、汚粒発生を防ぎ、品質向上が狙える散布方法として行われています。 また、除草剤の効果で小麦の乾燥を加速・コントロールできる事から、収穫タイミングを調整したり、収穫物の乾燥品質を均一化できるという狙いもあると指摘されています。
〇 全粒粉での検出が、目立つのは、プレハーベスト処理によって付着したグリホサートを多く含む、外皮いわゆる「ふすま」部分を多く含みためと考えられます。
全粒粉を含む製品は、栄養価から選ばれることが多い製品ですが、グリホサートの残留を気にする消費者にとっては、この結果は悩ましい傾向を示すものかと思います。 なお、ふすまは、別の調査で、牛飼料用ふすまから7ppmを越える検出を確認しています。
〇 北海道産小麦を使用している製品では、検出が認められませんでした。
これは、国内では、農薬取締法に、グリホサートのプレハーベスト処理に相当する散布法の登録がないため、だと考えられます。グリホサートの摂取が気になる場合は、現状なら、 国産小麦を選択することで対応ができると言えるでしょう。
日本の、小麦の自給率は14%ほどで、その多くをアメリカ、カナダに依存しており、私たちの身の回りにある小麦製品の多くは、そうした国で生産した小麦によってまかなわれていることになります。
米よりパンへの支出が増えている世帯があることが報告されており、プレハーベスト処理が恒常的に行われる国から届いていることを考慮すれば、パンの摂食機会が多い世帯では、グリホサートを経口摂取する機会と量が増えると考えられます。
グリホサートは、モンサント社が開発した除草剤です。40年以上、農業者だけでなく、さまざまな分野で利用されてきた「世界で最もよく知られ、使われ、効果を上げてきた除草剤」といえるでしょう。
その普及の様子は、ホームセンターに出かけて、除草剤コーナーで、商品を手に取れば、ほぼ、そのほとんどがグリホサートを含んでいることでも知ることが出来ます。
このグリホサートの人体や環境への影響については、長らく議論が続けられていますが、近年、国際がん研究機関(IARC)によって「おそらく人に発がん性がある(2A)」に区分されたり、発がん性を問うアメリカの裁判で320億円の賠償命令がメーカーに下ったり、ワシントン大学の研究チームが、使用者は、がん発症率が高まると発表するなど、影響を認める話題が続いており、注目と関心が集まっています。
一方、メーカーやFAO/WHOの合同会議、米国立衛生研究所(NIH)、合同残留農薬会議(JMPR)、また日本の食品安全委員会のほか、いくつかの国の農薬評価では、発がん性、遺伝毒性は認められないと結論しており、メーカーや行政と市民側とで、求める到着点が大きく異なる展開となっています。
*ポストハーベスト農薬とは、簡単に言うと収穫(ハーベスト)された後(ポスト)に、収穫物である果物や穀物、野菜に散布する農薬のことです。なぜ収穫された後にわざわざ農薬を使うのでしょうか?遠い外国へ時間をかけて運ばれる輸出農産物は、その運送時間が長くかかるほど、運搬中に発生する害虫やカビによって品質を悪くして商品価値を下げてしまう危険性を伴います。
また、万一カビが発生したものを口にした消費者が食中毒などを起こしたら大変な問題です。それらを防ぐために使われるのがポストハーベスト農薬というわけです。
「でも、きちんと使用が認められた薬を使っているから大丈夫なんじゃないの?」そんなふうに思う人も多いのではないでしょうか。
でも、待ってください。 あなたは次のような事実を知っていますか?
・ポストハーベスト農薬は通常畑で使われる農薬の100〜数百倍濃い濃度で使われている。
・農薬は表面に付着するだけではなく、皮の中にまで浸透する危険性がある。(洗い落としきれない)
・使われる農薬の中には、発がん性や催奇形性が疑われる薬剤も存在する。